――10月にはNEWアルバム『Hateful Failures』が発売されます。こちらのジャケットではデザインコンセプトはあったのですか?
Ivan:9つのアイコンが描かれているのですが、それぞれがアルバムの全9曲を示すモチーフになっています。アルバムタイトルは『憎しみの過ち』という意味で、戦争をはじめとするさまざまなヘイトに対しての、怒りのマインドがコンセプトになっている。ただ僕らメンバーとしては、『いろんなヘイトに、ただ怒って感情を曲にするフェーズじゃないよね』という共通認識があったんですよ。憎しみに対して怒りでぶつかっても、ヘイトの連鎖になるだけなので。互いにポジティブに解決できた方がいい。例えばヘイトに対するアンチテーゼで、インスタグラムで見られる真っ黒な投稿がありますけど、そうした表現とはちょっと違うポジティブな表現にしてあります。3Dも初めて使いましたね。
――そういう意図があったんですね。近年はアートプロジェクト「Suji」が始動するなど、バンド以外でのアートワークも精力的ですよね。
Ivan:そうですね。コロナの影響もあって、メンバーそれぞれがサバプロ以外で行っている表現力をより強くして、各々が成長を遂げることで、バンドがよりよくなればいい、という考え方になったのもあります。ギターのTatsuyaなんかは最近、釣りのプロみたいになってきてるし(笑)。ちなみに日本のバンドに「toe」があるじゃないですか。僕は香港にいる頃からtoeが大好きだったんですけど、toeのメンバーもバンド以外の本業を持っていて、皆さんが一流。アベンジャーズみたいで憧れるんですよね。