WILD THINGS

July.16.2020

半袖ナイロンシャツ / 高機能ポケットTシャツ / ベースショーツ

のちに夫婦となるジョン・ポーチャード、マリー・ムニエが1981年に設立したワイルドシングス。
アメリカ・マサチューセッツ州の登山家だった彼らは、冒険から得た経験から「LIGHT IS RIGHT」
(軽く、タフでなければならない)をテーマに、数々の名作ギアを生み出していく。

2020夏シーズンは以前にも増して、機能的かつタウンユースしやすいアイテムが充実。
その中からスタイリストの鈴木肇さんが、これからのハイサマーにオススメの3アイテムをピックアップしてくれた。

まずはベーシックなルックスながら、ハイスペックなポケットTシャツ。
ボディには機能素材「TRUE DRY」を使い、吸水速乾、形態安定、UVカット、毛玉ができにくい、4つの機能を備えている。
ポリエステル100%だが、コットンのようなナチュラルな風合いで、フィールドから街に使いやすいのもメリットだ。
左袖にはWILDTHINGSの刺繍ロゴが施されている。

「シンプルなポケTはワイドな身幅と袖丈のバランスがよく、一枚でも絵になります。
ポリエステル素材のドレープ感も大人っぽいですね」

続いてのベースショーツも注目度の高いアイテム。
シンプルなワンポイントデザインのナイロンショーツで、 近年のスポーティなショーツトレンドにもフォーカスされそう。
「これは昨今のパンツトレンドを熟知した、ゆとりある腰回りと膝上で収まる丈感がお見事。
アウトドアブランドでは、なかなか見られないシルエットですよ」

素材のナイロンはマットな風合いで落ち着いた印象があり、タウンユースとしても取り入れやすい。
ウエストはゴム付きのイージー仕様、ナイロンはストレッチもたっぷり効いて、リラックスした穿き心地も楽しめる。
「こういうフツーでベーシックなショーツを探してる。そんな最近の気分にも、バッチリはまってますよね」

ポケットのスレーキはメッシュで水はけがよく、水辺での着用にも便利だ。


キャンプシャツもフィールドから休日のカジュアルまで活躍できるアイテム。
素材にはデュポン社が開発した高機能ナイロン、サプレックスを使用。
ナイロンならではの高い強度がありつつ軽量。シワになりにくく優れた弾力回復性を備えて、伸縮性に優れる。
通常のナイロンより柔らかく、しなやかな着心地も特徴だ。
「少し短めな着丈とワイドな身幅、二の腕がしっかり隠れるシルエットのバランスもいい。
ハリのあるサプレックスナイロンで、立体的なシルエットが作り出せます」

またオープンカラー、インパクトのあるマチ付きの胸ポケットと、
さりげなくユーティリティなトレンド感が得られるのも嬉しい。


「アウトドアブランドではなくても、いま街には機能的なウェア、ギアが溢れてる。なんてったってスーツまでそうですからね。
ナイロンのような化繊素材でも違和感なく街に溶け込むし、目が慣れてきたのもある。
だから素材、デザイン、スタイルなど、いろんなものがクロスオーバーして選択肢が増えていくのは、とてもおもしろいことです」

例えばアウトドアライクなアイテムでも、こうしたスタイルなら街でも取り入れやすい。
「小物まで1トーン、ダークトーンで揃えると、アウトドアテイストのさじ加減がちょうどよくなります。
半袖ショーツスタイルでは難しい、大人な雰囲気も作れるのでオススメですね」

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