Sep.6.2019
「LIGHT IS RIGHT」(軽く、タフでなければならない)を
テーマに生み出された数々の名作ギア
のちに夫婦となるジョン・ポーチャード、マリー・ミュニエールが1981年に設立したワイルドシングス。
アメリカ・マサチューセッツ州の登山家だった彼らは、冒険から得た経験から
「LIGHT IS RIGHT」(軽く、タフでなければならない)をテーマに、数々の名作ギアを生み出していく。
その代表作といえば「DENALI JACKET」(デナリジャケット)だ。
1983年の登場から、常にワイルドシングス最高峰のスペックを備えたアイコンとして君臨する。
90年代登場の
「CHAMONIX JACKET」(シャモニージャケット)
デナリジャケットは防水透湿シェル×中綿入りのヘビーアウターだが、デナリから派生したライトシェルが、
90年代登場の「CHAMONIX JACKET」(シャモニージャケット)だ。
今日、オリジナルはヴィンテージマーケットで高値で取引されるなど、デナリに迫るアウトドアジャケットの名作である。
収納力とアクセス性に長けたバイアスデザインのチェストポケットに、当時ブラックショルダーの愛称で親しまれた
ショルダーヨーク、エルボーパッチの切り替えは傑作デナリから継承されたもの。
ただ中綿なしのシェルアウターであるシャモニーは、シェルにソフトで軽量なナイロンを使い、
よりしなやかな印象がある。
さらなる高みへと進化した
2代目の
「CHAMONIX JACKET」(シャモニージャケット)
そして現在は2代目の「CHAMONIX JACKET2」(シャモニージャケット2)としてアップデートされている。
シェルにはデュポン社開発の高機能なサプレックスナイロンを採用。高密度の極細フィラメント構造で、
ナイロンに比べて柔らかく、コットンに似たナチュラルなタッチ。さらに非常に軽量でシワになりにくい弾力回復性があり、
タウンユースにもコーディネートしやすい。もちろんシェルとしての撥水性も備えてある。
また裏地は身頃からアームにかけてメッシュが使われ、通気性に優れて着心地もより快適になっている。
薄手で軽いシャモニージャケットは、秋から春にかけて幅広いシーズンで着られる。
また往年のシャモニーよりもサイズ感、シルエットのバランスが整えられ、ワイルドシングスならではの
機能性とデザイン性がさらなる高みへと進化。アウトドアとアーバンユースの垣根を越えてクールに機能する。
まさにモダンなシェルシーンをリードする存在だ。