WILD THINGS
COLLABORATION BRING×WILDTHINGS 新たな要素
“サーキュラリティ”

BRING×WILDTHINGS

“サーキュラリティ”をテーマに作られた
新たなコラボアイテム。

サーキュラリティとは、製品や資源の価値を永続的に再生できる能力のことで、ファッション産業が抱えている廃棄問題に向き合う一つの取り組み。
今回、WILD THINGSは、この要素を取り入れたアイテムを誕生させるため、サーキュラリティを実践していると考える“BRING”とコラボレーションをしました。

“服から服をつくる”というコンセプトの
BRINGはどんなブランド?

BRINGは、服から服をつくるというコンセプトのもと、日本各地から不要の服を回収し、化学的なリサイクル技術で新たな服を生み出すサーキュラーエコノミーを社会に実装しているブランド。
独自のリサイクル技術「BRING Technology™」により服を化学的にリサイクルし、再生ポリエステル原料を生み出します。生み出されたポリエステル原料「BRING Material」で作られた服は、石油由来原料でつくられる服と変わらない品質で一度だけではなく何度でも再生可能。
要らなくなった服は捨てるか売るしか選択肢がなかった今、BRINGはサーキュラリティという新たな選択肢を活用し取り組んでいる。
今回、BRING直営2号店の“BRING CIRCULAR TAKAO”を訪問し、
ブランドディレクターの中村崇之氏にコラボレーションの背景やBRINGの取り組みについて聞いてきました。

BRINGはどの様に服の回収をしているのですか?

全国各地のセレクトショップや商業施設、約2,600拠点で不要になった服の回収を行っています。服の回収はレジでの受け取りやBRINGボックスという自社が手配したボックスに服を入れて回収します。素材問わずポリエステル、ウール、ナイロンなど様々な服が対象です。
BRINGは、自社でポリエステルをリサイクルする工場を持っている為、ポリエステルの服を再び服の原料に戻すことができる。しかし、世の中にはポリエステル100%の服よりも、他の素材とブレンドされた服で溢れかえっています。
BRINGとしては、“あらゆるものを循環させる”をミッションに掲げているので、ポリエステル以外の素材については、協力してくれるパートナーにリサイクルを委託しています。また、実際に回収される服は基本的に状態が良いです。袋に入ったままの服やサイズシールが貼ってあるままの服が多く見受けられます。そうゆう服は海外にすごく需要があるので、リユースをパートナーに委託しています。ボロボロでどうしても着れなくなった服をリサイクルすることを大事しています。

ポリエステル以外の素材はどうようにして循環しているのでしょうか?

そうですね、分かりやすいところだとウールですね!ウールのセーターとか、綿状に戻して次のウールの繊維に戻してます。
また、混紡繊維とかは車の内装材としてすごく需要があり、車のシートのクッション材が古着だったりします!

コラボレーションのオファーを受けて頂いたきっかけは?

私自身、学生時代の頃は登山には行かないけどファッションアイテムとしてアウトドアブランドを着ていました。その頃はセレクトショップが世に出てきてたり、いわゆる“裏原文化”があった時にワイルドシングスを知りました。
ワイルドシングスは山でも使えるしタウンユースでも使える。ミリタリーにより過ぎずファッションとして着れるところに魅力を感じました。
僕自身もワイルドシングスのアイテムを持っているという経緯もありますし、BRINGが目指しているところが”山だけで着るのではなく普段着としてもちゃんと着れる。” という立ち位置なので、僕の中ではワイルドシングスは “街で着れるアウトドアウェア” の先駆者だと思っています。その意味でリスペクトをしています。

そういった経緯もあり、今回コラボのオファーを頂いたときは嬉しかったです。

”山だけで着るのではなく普段着としてもちゃんと着れる”
という点で難しいことはありますか?

難しい点としては、アイテムのシルエットが難しいですね。例えば昨今トレンドになっているオーバーサイズのアイテムを本格的なトレイルランナーに向けに作っても個人的には厳しいと思います(笑)
アウトドアが好きな人でも、プロとアマチュアでは求めているアイテムが違うので、そのバランスは難しいですね。我々が大事にしたいのは、“街からそのまま自然に行ける”というのを大事しているので、そこまでプロにより過ぎずアイテムを作っています。

BRINGボディにはどういった特徴を持っているのでしょうか?

BRINGが作っている“DRYCOTTONY™シリーズ”はコットンライクなんですけどポリエステル100%で作られています。風合いと着心地はコットンに近く、ポリエステルの特徴でもある“吸水速乾性”があり、風合いと機能性の良いとこどりをしいています。
ワイルドシングスもタウンユースよりのアイテムを作っているのでよくご存知かと思いますが、正直なところポリエステル100%のTシャツって、肌ざわりに課題があったり、街着で着れるほどおしゃれなものにはまだ出会いにくい(笑)
だから、みんなコットンの素材を選びがちなんですけど、そうゆうお客様にとっては我々のアイテムは着やすいと思います。
生地は2種類用意していて、よりコットンタッチでごわついている“アメリカンなボックスシルエット”を着たい方は、“DRYCOTTONY HEAVY WEIGHT ”をお勧めしますし、もうちょっと“トレイルや登山”にでも使用してたい方は“BASIC DRYCOTTONY”をお勧めしています。

WILD CAT CIRCULAR

CITY HYKER UPCYCLE 

ONE POINT POLO SHIRT

BRINGのおすすめのアイテムはなんですか?

おすすめのアイテムは“4日間穿ける”奇跡のアンダーウェアの”WUNDERWEAR"です。「4日間穿ける」というテーマにすごく驚くとおもうのですが、このアンダーウェアはウールから出来ています。そのため、防臭性と調温性があり汗を書いても臭くなりにくいので、山に何日も滞在する人にもぴったりのアイテムです。
また、このアンダーウェアは表裏が同じデザインになっており、裏表2日間で裏を返してもう2日間穿けるので計4日穿くことができるアイテムです。ウールの弱点である乾きにくい点に関しても、ポリエステルを配合しているため、ウールなのに乾きやすい利点を持っています。

BRING直営2号店
“BRING CIRCULAR TAKAO”

東京・高尾山の麓にあるBRING CIRCULAR TAKAOはアパレルコーナーの他にカフェも併設していて、コーヒー、ビール、食事も提供している。
飲料提供時は、“JEPLANグループ独自の技術”でペットボトルから再生させた原料を使用したカップを使用し、使用後は回収するなど、店舗全体で資源のサーキュラーエコノミーを実践し、できる限りゴミを出さないことにチャレンジをしている。
お好みの量をご自分で調節しながら飲める量り売りのタップビール。
登山前に少し飲むもよし、下山後にしっかり飲むもよし、様々なシーンで楽しめる。
KAMIKATZ BEERをメインに今は取り扱っている。

ーKAMIKATZ BEERとは
日本で初めてゼロウェスト宣言をした徳島県上勝町のクラフトビールで、1杯のビールから地球環境や自然について考え直してもらえるきっかけになればと思っている。

今後は日本全国のクラフトビールを厳選し、幅広いバリエーションを楽しんでいただけるよう用意する予定。
カレールー不使用のスパイスだけで作ったキーマカレー。
高尾山盛りにした白米の上には山頂からの日の出をイメージした半熟卵が添えられている。
PROFILE
BRING CIRCULAR TAKAO
循環するカフェと循環する服
【店舗概要】
〒193-0844 東京都八王子市高尾町2219
営業時間:水/木/金/土/日、平日11:00-19:00/土日 9:00-19:00
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